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帯状疱疹について

2025年4月9日:お知らせ, 予防接種・ワクチン

「帯状疱疹」とは、みずぼうそう(水痘)と同じウイルスで発症する皮膚の病気です。


水痘・帯状疱疹ウイルスに初めてかかったときになるのがみずぼうそうで、90%以上の人が10歳までに感染します。


一度は鎮静化しみずぼうそうは治るのですが、感染したウイルスは神経節の中に潜伏していて、加齢や疲労、ストレスで免疫機能が下がると、ウイルスが活性化して「帯状疱疹」を発症することがあります。
約50歳ごろから発症しやすくなり、80歳までに3人に1人が発症すると統計がでています。


帯状疱疹の初期症状は、皮膚の痛みや違和感・かゆみです。
続けて皮膚症状が現れると、ピリピリと刺すような痛みとなり、夜も眠れないほど激しい場合があります。帯状疱疹の合併症として、皮膚症状が治った後も痛みが続く「帯状疱疹後神経痛(PHN)」が知られています。


帯状疱疹の予防には、規則正しい生活習慣や適度な運動が大切です。
その他に50歳以上の人は、帯状疱疹の予防接種(ワクチン)を受けることができます。



【帯状疱疹ワクチンについて】

帯状疱疹ワクチンには現在2種類あります。乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」不活性ワクチン「シングリックス」です。違いを以下にまとめます。


ワクチンの種類生ワクチン不活化ワクチン(シングリックス)
接種方法・回数皮下注射・1回筋肉注射・2回
(2~6か月後)
対象年齢制限なし50歳以上(リスクの高い18歳以上)
発症予防効果50~59歳 約70%
60歳以上 約50%
50歳以上 約97%
70歳以上 約90%
帯状疱疹後神経痛抑制効果60歳以上 66.5%軽減50歳以上 100%軽減
70歳以上 85.5%軽減
持続期間5年程度少なくとも10年以上
副反応発赤(30%) 痛み、腫れ(10%)接種部位の痛み(70%)、発赤(30%)、発熱、腫れ(10%)
当院の費用8,000円(税込)22,000円/1回 (税込)
2回接種合計44,000円(税込)
長所・1回で済む
・費用が安い
・予防効果が高い
・妊婦や免疫が低下している方も接種できる
・持続期間が長い
短所・妊婦や免疫が低下している方は接種できない
・持続期間が短い
・費用が高い
・副反応が比較的強い
・2回接種が必要


基本的には、効果の高いシングリックスの方をお勧めしています




そしてついに2025年4月1日から柏市でも公費助成が受けられるようになりました!

【対象者】

・接種時に柏市に住民票があり、次のいずれかに該当する方

①令和7年度(令和7年4月1日から令和8年3月31日)に65・70・75・80・80・85・90・95・100歳を迎える方

②100歳以上の方

③接種時に60~64歳の方でヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障がい1級相当の方

※身体障がい者手帳の写し又は医師の診断書(写しでも可)の提出が必要です。


【自己負担金】

・生ワクチン(弱毒性水痘ワクチン) 2,500円(1回のみ)

・不活化ワクチン(シングリックス)7,500円×2回=15,000円(2か月~6か月空けて2回接種)


【当日の持ち物】

・マイナンバーカードか保険証

・柏市から送付されているハガキ(持参が無い場合当日の接種ができません)


詳細は市のHPを御覧ください↓

https://www.city.kashiwa.lg.jp/kenkozoshin/shiseijoho/shisei/health_hospital/mainmenu/kansensho/20241216/taizyouhousinn.html


当院でも帯状疱疹ワクチン接種可能です。

事前予約が必要ですのでお電話での予約をお願いいたします。