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卵は1日に何個まで?

2024年2月9日:管理栄養士

こんにちは。管理栄養士の前田です。

本日は「卵」についてお話しようと思います。

栄養相談をしていると、患者さんから「卵は1日何個までにした方がいいの?」

という質問をよく受けます。

皆さんもご存じの通り、卵は栄養に優れた食品で質の良いタンパク質だけでなく、ビタミンやミネラルも豊富に含んでいます。それでいて美味しく、手軽に食べられる食品です。

そんな卵を食べる際に気になるのがやっぱりコレステロールではないでしょうか。

「本当は卵を食べたいけど、コレステロール値が高くて今は我慢しているんだ」という方は結構いらっしゃいます。

日本人の食事摂取基準(2020年版)では、脂質異常症の重症化予防を目的として、コレステロールを200mg/日未満に留めることが望ましいとされています。

食事からのコレステロールは、血中コレステロール値に直接の影響を与えないとは言いますが、血中コレステロール値が高い人は、コレステロールの過剰な摂取は好ましくありません。

では卵のコレステロール量はどのくらいなのでしょうか?




他にもコレステロールの高い食品をいくつかあげてみます。

鶏レバー串2本分 370㎎

あん肝50g 280mg

うなぎの蒲焼1尾(120g)276㎎

さきいか50g 185㎎

明太子1腹(60g)168㎎

ししゃも3尾(45g)135㎎

 シュークリーム1個(100g)250㎎

カスタードプリン1個(125㎎)190㎎






このようにほかのコレステロールが多い食品と比べてみても卵1個分のコレステロール量は相当多い という事になります。

しかし、だからと言って全く食べないというのはあまりおすすめできません。

上述の通り卵が栄養に優れた食品であるのは確かです。


そこで私が考える卵の摂取目安量はこちらです。

《コレステロール値が高く薬などを処方されている方や健康診断で高めと言われた方》

→2日に1個くらいであれば理想的。卵好きなら1日1個まで!

1日1個~2個!今は特に問題ない方でも卵は多くても1日2個までにとどめておくのがいいでしょう。


私自身も卵が大好きなので、量に注意しながら食べていきたいと思います。


当院ではコレステロール値が高めの方の栄養相談も随時行っていますので、お気軽にご相談下さい(^^)/